東京都 巣鴨 <庚申塚・猿田彦大神>


GXR + A16

とげぬき地蔵から600m、都電荒川線の手前の交差点にあるお堂。
猿田彦大神を祀るお堂で、中には庚申塚があるそうです。

猿田彦」は、
謎の多い神様で、全国各地に猿田彦神社や白鬚神社に祀られ、
その異形な風貌から赤鼻の天狗とされるとのこと。
手塚治虫の『火の鳥』シリーズでは、鼻が大きいという身体的特徴を持った
「猿田」もしくは「サルタヒコ」という人物が多く登場するそうです。
また、天狗の原形、「天地を照らす神」ということから天照大神以前に伊勢で信仰されていた太陽神だったとする説、 江戸時代に入って「サル」の音から庚申講と結び付けられたほか、垂加神道では「導きの神」として神道の「教祖」とされるなど複雑な神格を持つとのこと。

道祖神の猿田彦
天孫降臨の際に道案内をしたということから、道の神、旅人の神とされるようになり、道祖神と同一視された。そのため全国各地で塞の神・道祖神が「猿田彦神」として祀られている 
とのこと。


庚申塚 (庚申塔)とは、
中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のこと。庚申講を3年18回続けた記念に建立されることが多い。塚の上に石塔を建てることから庚申塚と呼ばれる。
(ウィキペディアより)

庚申講(庚申待ち)とは、
人間の体内にいるという三尸虫(さんしちゅう)という虫が、庚申(かのえさる・こうしん)の日の夜寝ている間に天帝にその人間の悪事を報告しに行くとされていることから、それを避けるためとして庚申の日の夜は夜通し眠らないで天帝や猿田彦や青面金剛を祀り、勤行をしたり宴会をしたりする風習である。 
(ウィキペディアより)

ちなみに、交差点の先にある荒川線の駅も「庚申塚」です。  

2016.8.14.訪問

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